官公署に提出する書類の作成と代理

行政書士は許認可書類のスペシャリストです。法的サービスを受けようとする場合、許認可の書類を作成し、それを役所に提出しなければなりません。しかし許認可の書類は様々な種類があり、中には専門的な知識が必要な書類もあります。そのため、許認可の書類を個人で作成することは難しいところです。法的サービスは企業も業務上で利用することがありますが、その場合もやはり許認可の書類の作成に多くの時間がかかるなど負担が大きくなります。そうした許認可の書類の作成、提出、申請を代行してくれるのが行政書士なのです。

その行政書士が作成する書類にはいくつかの種類があります。そのひとつが官公署に提出する書類です。官公署とは各省庁や都道府県庁、または市・区役所や町・村役場、警察署等などを指します。これら官公署に提出する書類のほとんどは許認可に関する書類で、その種類は平成19年度3月の段階で12,786件という数で、1万種類以上にもなっているのです。行政書士は依頼内容にあわせてそれらの膨大な種類の中から必要な書類を選択して書類の作成、提出、申請の代行をしてくれます。

なお、1万種類に及ぶ書類のうち、ほとんどの書類は行政書士が取り扱いしています。しかし、書類の中には弁護士法や司法書士法、税理士法や社会保険労務士法、弁理士法、海事代理士法、土地家屋調 査士法などの法律によって制限されている書類もあります。そのような書類については行政書士は作成等の業務を行うことはできません。

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  1. Mr WordPress

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