権利義務に関する書類の作成と代理

行政書士は法的サービスを受けるときに必要な書類を作成するなど、書類作成のスペシャリストです。行政書士が作成する書類にはいくつかの種類があり、その種類のひとつが権利に関する書類です。

権利に関する書類とは、権利が発生したり、消滅するときなどに変更や存続など、意思表示をするために作成する書類であり、様々な書類があります。

例えば相続に関する権利です。亡くなられた方に遺産がある場合は、その遺産の処理の方法が問題になり、遺産分割協議書といった書類を作成する必要があります。

また商取引・契約等に関する権利というのがあります。消費者の権利としてクーリング・オフという制度というものがありますが、これは定められているクーリング・オフ期間内であれば商品の返品や契約の解約・破棄などを行うことができる制度です。この制度を利用して商品を返品するには、クーリング・オフ内容証明手続といった手続きが必要になります。また契約を解約・破棄する場合は中途解約権行使内容証明手続といった手続きが必要になります。

さらに贈与や売買・交換、消費貸借や使用貸借、賃貸借、雇用、請負、委任、寄託、組合、終身定期金、和解。念書、示談書、協議書、内容証明、請願書、陳情書、上申書、始末書、行政不服申立書といった書類があり、行政書士に依頼して作成、申請を依頼することもできます。

また自動車損害賠償保険法による保険金の請求の書類や著作権登録や著作権契約などといった権利関連の書類も行政書士に依頼することができます。