行政書士に依頼するメリット

役所への申請や問い合わせなどは、本人自身が行うのが基本です。例えばパスポートを申請したり、運転免許の書き換えを行うとき、住民票や戸籍などを取る場合は本人が役所に行って手続きを行います。これらの手続きを一度なりと行ったことがある人は多いでしょう。

しかし、会社を設立する場合の手続きや遺産相続、土地の売買、それに伴う登記手続や民事裁判手続といったものはどうでしょうか? 役所の窓口に相談すれば対応をしてくれますが、役所に相談をしながら何種類も書類を作成するのは時間と労力がかかることです。また書類の中には高度な知識が必要なものがありますし、書類にミスがあれば、一からやり直しといった場合もあります。こうした手間のかかる、面倒な手続きを行ってくれるのが行政書士です。

書類の申請には、まず必要になる書類を調べて、提出書類を集めなくてはなりません。そして書類を作成し、申請をして認定・許可後の受領を行います。これらの作業を行政書士は本人に代わって行ってくれるのです。行政書士に許認可書類の作成や申請を依頼した場合、原則として本人は役所に出向く必要はなくなります。

書類の作成や申請を自分で行えば手数料のみですみますが、行政書士に書類の作成等を依頼すると数万円からの料金がかかります。しかし、何度も役所に足を運んだり、書類作成のために苦労を考えた場合、行政書士に依頼した方が安上がりになることもあります。行政書士の利用については、どちらが効率的かを考えて利用することをおすすめします。