行政書士の独立開業

職業の中には独立開業することができる職業がありますが、行政書士も独立開業することができる職業のひとつです。

行政書士になるには、行政書士試験を受験して資格を取得しするなどいくつかの方法があります。ただし行政書士の場合、資格を取得しただけでは仕事をすることはできません。行政書士として仕事をするには、日本行政書士会連合会の行政書士名簿に登録が必要になります。この手続きを行ってはじめて行政書士として仕事をすることができるのです。

行政書士は法的サービスなどを利用するときの書類など、許認可の書類を作成、提出、申請を行うのが仕事です。そのため、仕事をする上で特別な道具や、広い仕事スペースなどは必要はなく、独立開業する場合、自宅を利用する人が多くいます。

ただし、行政書士の独立開業は資格を取得して、行政書士名簿に登録すれば誰でも簡単にできるということではありません。

というのも独立開業するには顧客がいなくては売り上げが上がらずなりたたないからです。資格をとってすぐに独立開業し顧客を確保することは難しく、また行政書士は経験も必要な職業のため、何年か行政書士の事務所で勤務してから独立開業を検討する人が多くいます。しかしこの場合も毎月きまった売り上げを上げるだけの顧客を確保するスキルが必要になります。

独立開業する行政書士の中には、年収1千万円を超える年収の人もいて、事務所に勤務する行政書士に比べて年収が高めという魅力はありますが、それも顧客の確保ができて適うことなのです。